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イタリアの歌劇場合唱団

こんにちは。Mikaです。
Staffと団員ブログがはじまりましたね。みんなそれぞれスタジオで見せない一面がみられて、楽しみが一つ増えました。

今日はイタリアの歌劇場合唱団についてお話いたします。

blog201200813.jpg

私がイタリアの音楽院で勉強していた頃、コンサートでよく協演させていただいた音楽院ギター科の教授はオペラが大好きで、ご自身はパルマ歌劇場合唱団員としてほとんどの舞台に出演されていました。あるときは頭をツルツルに剃って「今度はVerdiだ」、ある時は髭を立派にはやして「今度はセヴィリアでギターのエキストラだ」と、とても楽しそうに歌とギターでオペラに参加されておられました。

ミラノの郊外にある人口100人足らずの村で、めったに観られないヴェルディのシモン・ボッカネグラを公演すると聞いて、一人で観に行った事がありました。木製の伝統的な立派な馬蹄形歌劇場ですが120席程のミニチュアの様な歌劇場に、オケピットには20名弱の小編成の楽団員、セットは何もありません。合唱も8名の混声です。
でも開演してその小規模な雰囲気はすぐにどこかに吹っ飛んでしまいました。
舞台からは、とても心地よい、デル モナコやテバルディなどの名歌手たちを想像させる、オペラ黄金時代と同じベル カントの響きを持つ素晴らしい歌手たちの声の響きと、ベル カントと同じ心からの響きを持つオーケストラ、そしてイタリア人が夕暮れに広場で立ち話ししているかの様な日常そのままの気負わない自然なおじさんおばさんの井戸端会議のような合唱が、私を一瞬にしてヴェルディの世界にいざなうのです。あっというまに夢のような心地よい2時間が過ぎていきました…
沢山オペラをイタリアでも観劇しましたが、この一番規模の小さかった村のオペラ公演が、私の心に今でも一番焼き付いている、私の心に残る「本当のイタリアオペラ」です。
ヴェルディが多くの人の心を動かして、聴衆の後押しで議員にまでなった事を心から納得させられました。

そういえばその昔(?)、私が学生だった頃の音大の先生が「イタリアでは魚屋さんや八百屋さんたちが仕事が終わった後に集まって練習して、大好きなオペラの本番でソリスト達を支えているんだ」と話してくださったのを思い出しました。
 つづく・・・
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